庶民の生活

もともと、風呂は好きではないので、めんどくさいときは入らないことがある。さすがに、ミャンマーでは、風呂に入らないと気持ち悪くてたまらない。
 今日は、日曜日なのでホテルでゆっくりしていたが、少し散歩に行き、それから風呂に入ろうと思った。ホテルのある本通りから裏道に入る。確か地図によると南にイラワジ川が流れている。それでは南に行こうと、路地に入った。また、表通りとは違う雰囲気でおもしろい。庶民の生活が見える。表通りの建物は鉄筋が多いが、裏に入るとほとんどが、竹の家である。竹を格子状に編み込んで壁にしている。屋根は、木である。本当に簡単な作りである。もちろん暑いので、断熱材もいらないし、壊れてもすぐに修理ができる。今回は、ショートパンツに運動靴でうろうろしたので、すぐに外国人とわかる。アメリカで買ったスリッパが壊れてしまい、ミャンマーのサンダルを買ったが、これが履きにくくて長く歩けないので、靴を履いた。路地には、人がのんびりと生活している。私が通ると、変な外人がきたという感じでみられる。ほとんど外国人を見たことがないのだろう。そして、こんな路地まで入り込む外国人もいない。
 若者はサッカーをしている。ミャンマーではサッカーが人気スポーツのようだ。ちょうどワールドカップをやっているので、みんな観戦している。パゴダの近くには空き地があり、そこでサッカーやセパタクロのようなスポーツをやっていた。ロンジーをたくし上げて、裸足でやっている。
 所々に井戸があり、滑車で水桶をたくし上げている。井戸で水浴びをしたり、水くみをしている。本当に50年前にタイムスリップをした錯覚に陥る。
1時間ほどうろうろしてから、シャワーを浴びた。