セコンドライフ

生活のことばかり書いていると、外から見ると何しにいっているのだと思われてしまう。在外研究は、海外で研究するためにある制度なので少しは、研究について書こう。
 ハワイ大学の大学院の授業は、対面型と遠隔型がある。ほとんどの学生は仕事を持って大学院で学ぶ,いわゆるパートタイムの学生である。だから授業もだいたい4時半から始まる。学校の先生は、3時に授業が終わるので、その後大学院で勉強をすることが出来る。今日は、インストラクショナルデザインの授業に参加した。院生は、自分の教材をウェブでつくり、形成的評価を行う。それについて発表をしていた。やっていることは日本の大学院とあまり変わらないかもしれないが、発表はやはりしっかりとしている。質疑応答もてきぱきと行い、日本の院生との違いがはっきりとわかる。4月はほぼ学期の終わりなので、しっかりとこのセメスターを勉強したことだろう。
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 スタッフ向けの研修会も時々ある。スタッフはこういう研修会に参加し,修了書を受け取ることで昇進につながるらしい。今回は、セカンドライフの研修会に参加した。セカンドライフというのは、老後の生活のことではなく、ウェブ上の仮想世界の生活のことである。10人くらいのスタッフが参加した。マックが用意されており、すぐにアクセスできる。私の隣にいた人は、博士課程の院生で、セカンドライフへの参加によりアイディンティティがどのように変化をするかというのが研究テーマだという。始めてセカンドライフに入ることが出来た。でもこれをどう教育に活用できるのだろうか。
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 アメリカので生活は、鍵を沢山持ち歩く。アパートの鍵、エレベータの鍵、郵便受けの鍵、自転車の鍵、研究室の鍵、ハワイ大学のビルに入る鍵といくつもの鍵を持ち歩かなければならない。また、鍵が古くさいので,開けるためにはコツを覚えないといけない。いまだに、エレベータの鍵をうまく使いこなすことが出来ない。何度もやって要約8階の自分の部屋までたどり着く。