帰国

いよいよ帰国である。昨日から部屋の片付けをして、今朝は自転車を研究室まで持って行き、研究室においてあったパソコンを持って帰ってきた。やはり、半年間暮らした場所を離れるのは、寂しく感じる。荷物の整理をしたが、半年間暮らすと荷物もそれなりに増える。とくに、本だ。本は事前に2箱郵便で送ったが,昨日また本を買ったので、増えてしまった。スーツケースは二つだ。何とか収まったが、思いステレオ、パソコン2台はバックパックで運ぶことにした。
 空港で,チェックインをすると,一つはちょうど50ポンド、もう一つは、56ポンドあった。余分な重量分の費用として50ドル払えと言われたが、50ドル払うのもしゃくなので、荷物を出すことにした。アメリカの良いところは(良くないところかもしれないが),そういう主張をすると待ってくれることだ。後ろには、沢山の人が待っているが、スーツケースを開け、本を4冊取り出した。もう一度測ると53ポンドになっている。これで勘弁してくれと言ったが、だめだと言われた。こういう所は,規則一点張りだ。それでは,もう少し取り出すと言い、またスーツケースから荷物を出し、もう一度測った。今度は、51ポンドになった。1ポンドのオーバーくらい良いだろうと主張し、それでOKにしてもらった。日本だったら、後ろで待っている人のことを気にして、50ドル支払うところだが、ここでは自己の権利を主張しなければならない。問題は、この荷物をどうするかだ。まあ、後で考えよう。
次に、マイレージに入力せよとANAカードを渡す。一生懸命入力してくれるが、どうも入らないようだ。それではと、JALカードを取り出す。それもだめだ。デルタ航空マイレージに入ったらどうかと言われ、まあ全然入れないよりも何らかのマイレージを入れておけば、そのうち使うかもしれない。といってもこれまで一度も使ったことがないけれど。
その間、後ろの人たちはじっと待ち続けている。
 9年前に,イギリスに行った時を思い出した。その時はキャセイパシフィックで行ったのだが、手荷物は20キロまでしかだめで、行くときは大金を払わされた。帰りは、9.11の影響で,検査はさらに厳しかった。やはり、重量をオーバーしていたので、3分の1位を段ボールに入れて、郵便で送る羽目になってしまった。今回は、何とか荷物を出して,お金を払わなくて済んだ。
でも、結局飛行機に乗る荷物の総量は変わらないのに、変な仕組みだと思う。
まあ、文句を言わずに、日本に帰ろう。